2025年3月26日(水) 恩田川 春(3) | ||
今週に入り急激に気温が上がり、本日の最高気温は25度を越えて夏日となる。 二日前に恩田川沿いの桜の開花具合を見に散歩した時には、まだ固いつぼみの状態であったが、さすがに夏日のような気温が3日も続くと、木によって開花してたくさんの花が開いている。恩田川の桜は遊歩道側の枝は切り落とされているが、河側に伸びた枝は切るのに手間がかかるためか伸びるに任せており、満開の時には川面を覆って咲き誇り、もうすぐ眼福を味わせてくれる。 |
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桜並木の枝ぶり 手前の桜は開花している |
川面にせり出した枝は2分咲き |
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桜の満開は数日後と予想されるが ユキヤナギは桜が主役になる前に満開の枝を狂うがごとく伸ばし、存在感を誇示している。 帰路の道端に、これまで気付かなかったが、赤い帽子とちゃんちゃんこを着せられた立像の地蔵尊が祀られている。説明板によると、江戸時代中期の享保8年(1723年)に建立された地蔵尊で、台座の正面に庚申信仰を示す猿が彫られていることから、この辺りの庚申講の満願を祈念して拘留されたと推測している。私が写真を撮っているときにも、老夫婦がお参りにやって来て、しばらくお地蔵さんに手を合わせて感謝、願い事をしているようである。日本人の信仰に対する素朴な姿の一端をみることができる。それも地蔵尊が300年もの長い時間、地元の人びとに愛され、祀られて大切にされてきた日本人の心があったから、できることだと言える。 |
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恩田川の桜並木 |
桜のつぼみ |
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